あの熱く厚い本

 小熊英二『1968』(上下巻、新曜社)を読みました。
 これは読むべきですよ皆さん。
 とりもなおさず、最もインパクトのありそうな部分をご紹介します。
 

例えば下巻の最後のほうに連合赤軍事件についての画期的な位置づけが出てきます。

要は最高幹部二人が■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■だけの話であった。

 そしてあの事件は、1970年に強まった■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■を提供する効果をもたらしたということ。

(ネタバレにならないように伏せ字にしておきます。読んでから議論しましょうね。)

 言われてみれば、なるほどそうか、なんで今までこれに気が付かなかったかなあという感じ。
 むろんほかに、もっと重要と思われる論点がいくつもあります。そのあたりは、またいずれ気が向いたらってことで。
 それから、この本を批判したい向きもあるようですが、そういう方は、この本を乗り越えるような本を書くのが建設的・生産的だと思います。