宮台さんがネタだった時代についてなど

■宮台さんがネタだった時代について
id:kurosawa31さんの日記
http://d.hatena.ne.jp/kurosawa31/20040203
のコメント欄で出てきた「俺が一番宮台さんをわかっているんだ!ゲーム」について考えてみたいと思います。
とりあえず僕の経験を振り返ってみます。
98年頃だったかな? 世紀末的BBSってのがあって、そこでは宮台って完全にネタでしたね。思えば幸福な時代だったのかもしれないです。(あのころはまだ汗くさい佐藤webの掲示板があって、大月さんもまだそんなに壊れてなくて、宮台さんに当てこすりを言ったりしてました。)
僕の友人の言葉を引用すれば、

あそこではベタにプチ宮台な振る舞いとか、宮台にすり寄るような態度をとったりとか、そういうのはカッコワルイみたいな認識が共有されてたと思う。
ということになります。上記のゲームが盛んになった、すなわち、ネタからベタへの転換が起こったのは、宮台さんのホームページや2ちゃんねるができた99年からじゃないかな? 少なくともネット上で見聞した範囲では、そんな感じです。
それにしても、チャーリーさんの、「宮台真司はなぜ論争に強かったのか」
http://www.socion.net/soul/index.php?itemid=257
の分析はすごいなーと思いました。

清水幾太郎
清水幾太郎『わが人生の断片』(講談社)を再読。小熊英二さんによる評伝を読んだ後に読むと、清水の生きた時代背景がいっそう鮮明に見えてきます。

浅羽通明
書店に行くと『大学で何を学ぶか』(幻冬舎文庫)[→bk1amazon]が置いてあったのでパラパラ読んでみました。文庫化に当たり宮台真司による批判を受けてのコメントみたいなものがあるかと思ったんですが見当たりませんでした。当然だろうなとは思います。宮台さんの批判を受け入れれば本書の根幹が崩れますし。とはいえ、残念は残念です。浅羽さんがblogを始めた暁には、まずもってここを突っ込んでみたいなーと思います。
id:kurosawa31さんお薦めの『天使の王国』(幻冬舎文庫)は書店に置いてありませんでした。amazonあたりで注文しようかなーとか思ってます。あの本が単行本で出たときは立ち読みしたんだったかな? そのときは、ジタバタするなよ世紀末が来るぜ、というフレーズが頭に浮かんだような気がします。新世紀になってあの本を読み返そうかと思う日が来るなんて夢にも思いませんでした。うーむ。

追記。ここを読みました。こういうことを書いた自分がつくづく嫌になったんで消します。でもいったん書いてしまったのは事実ですから痕跡は残しておきます。何だかもう打ちのめされてしまって言う言葉もありません。