ブラームスの交響曲の4番を聴いている(カルロス・クライバーがウィーン・フィルを振ったもの)。
- アーティスト: ブラームス,クライバー(カルロス),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: CD
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昔はきちんと聴く気になれなかった。イエスによる第三楽章のカバーは知っていたけれども(『こわれもの』収録)。シューマンは天才だがブラームスはそうではないといった、ありがちな先入観があったのだ。これが若さか。要は、若さゆえにわからなかっただけなのである。
ここには人生があると思う。やるせない思いがあり、その超克があり、喜びがあり、わきあがる激情があり、それらいっさいの統合があるのである。