カラマーゾフの親父

ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』(光文社古典新訳文庫)が出揃った。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
亀山郁夫の訳は読みやすいと評判である。確かにその通りで、通読をたびたび断念したことのある私も再チャレンジ。
はじめのほうを読んだ限りでの感想を言う。
この小説はカラマーゾフの三兄弟の話なのだそうだが、その親父のキャラクターの立ち具合がすごい。厳粛な雰囲気を何もかもぶちこわしにしてしまうのである。