国民による法案提出権を確立しよう
毛利透『民主政の規範理論 憲法パトリオティズムは可能か』(勁草書房)を読んだ。
- 作者: 毛利透
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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その提言とは、国民の作成した法案を国会に提出できる制度の確立である(283-285ページ)。筆者は、10以上の都道府県において全有権者の50分の1の署名を集めることを条件にしてはどうか、これは今の憲法下でも可能だ、と言っている。
いい方向での提案だと思う。これを叩き台として論議を重ね、実施に持っていくのがよい。
私の念頭にあるのは、とりわけ沖縄の米軍基地の問題である。さきの大戦がもたらした、解決すべき焦眉の問題である。