渋谷系与死金属

遅ればせながら若杉公徳の『デトロイト・メタル・シティ』(白泉社)[→bk1]を読んでいる。
主人公のとっさの行動をギャラリーがすべて良いほう(?)に誤解してくれる所などは、加瀬あつしの『カメレオン』みたいだ。キャラクターの作り方は新田たつおの『静かなるドン』みたいな?
筆者に、オシャレとされている諸々に対する批評性があることは確かである。id:yskszkさんの推定 http://d.hatena.ne.jp/yskszk/20070429#p1 も興味深い。
むろん単なるバカバカしいギャグ漫画としても読めるようになっている。しかも繰り返し読むに足りる。これはすごいことだ。
念のために言っておくと、合わない人はとことん合わないだろう。
[追記]
作中に出てくる歌「サリーマイラブ」。ツボだ。
http://dmcopy.seesaa.net/article/30904857.html
↓歌詞はこんなです。


夢で逢ったのが最初だよ
その頃から僕ら恋人さ
僕は知ってたよサリー
僕らきっと出会う事

時をこえておいでよサリー
時のトンネル抜けおいでよサリー
東京はまだ夜の7時だよ

この街で出会ったキミはサリー
僕に笑いかけたキミはサリー

それにしても誰だよサリーって。