わがマイブーム、軽音楽篇

 
 小学生の頃はロックもジャズもキライでしたね。「私バカよねー」とかそういうのがよかった。

 しかし、それがその後見事に反転するから人生というものはわからない。

 カーペンターズに「イエスタデイ・ワンス・モア」という歌があって、「シャラララー」や「ウォウォウー」がすべて今なお光り輝く、などと歌っていますが。私の場合の「エンヤーコリャヤ」とか「ヘイヘイホー」とかは果たしてどうなのか? ううむ。

 ロックやジャズといっても本当に様々あります。敷居の高さ、敷居の低さも様々。

 たとえばマイルス・デイヴィスなんかは、むかしベスト盤か何かを聴いて、これはあれだ、人間存在の不安がどうこうというようなある種の古臭い文学の匂いだな、どうもなーと敬遠していました。

 しかし、マイルスはベスト盤とかではだめだ、理解できないって話はあって、その通りなんだよね…。

 きょうびインターネットはジュークボックスみたいなものでしょう。ガンガン聴けるんで、あれこれとあさっていたら、いい! "madness"にせよ"riot"にせよ"pharaoh's dance"にせよ、すごいね。圧倒されました。

 そんな感じで、古典的作品をひもといていく楽しみは尽きません。