縮約をやってみたよ

 読書猿さん御推薦の「縮約」をやってみました(→http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-604.html)。大野晋『日本語練習帳』(岩波新書)にあるトレーニングで、新聞の社説を400字詰め原稿用紙にまとめるというものです。

 元ネタは9月8日付『読売新聞』社説、「通常国会閉幕 停滞打破へ与野党は知恵絞れ」(原文:http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120907-OYT1T01510.htm)です。


 通常国会が8日閉幕する。長丁場の割に非生産的だった。
 与野党で国会改革に取り組む必要がある。
 最大の成果は、社会保障・税一体改革関連法の成立だ。
 だが民自公の連携は限られ、多くの懸案が残った。政府提出法案の成立は、20年間で2番目に低い水準だ。与野党とも反省せよ。
 国会停滞の原因として、民主党執行部の稚拙な対応が目立った。例えば原子力規制委員会人事の国会同意は実現しなかった。やむをえず野田首相は、国会同意なしに委員長と委員を任命することにした。また違憲状態とされている1票の格差是正も見送られた。
 一方、野党にも国会を混乱させた責任がある。
 参院で首相と2閣僚の問責決議、審議拒否による国会の長期空転は、野党時代の民主党と同様の手法である。法的拘束力のない問責決議を政争に使うことは慎まねばならない。 
 やってみるとわかるんですが、思った以上に充実感があります。
 社説の内容については、あまり思い入れは強くないが無関心でもないテーマが取り組みやすいように思えました。