講演に行った
スリランカの偉いお坊さんが街に来るというので話を聞きに行った。
独特の節をつけて偈を唱えるのね。
文化のギャップ、言葉のギャップをうまく笑いに持っていく術はさすが。
一番印象に残ったのは質疑応答。霊能者に先祖の因縁がどうこうと言われたが…という質問をした人がいた。それに対し、輪廻というのは瞬間瞬間に生命の発生と消滅が繰り返されている宇宙の法則ともいうべきもので、先祖うんぬんは仏説と関係のない塵のようなものだ、という意味の答だった。
講演の後は瞑想会だったらしい。
[追記]
著作も多数ある。私が読んだことがあるのはこれ(アルマット刊、2000年)。
読んだ時は動作と瞑想を結びつけるやり方にずいぶん感心したものだった。禅寺などで掃き掃除が即修行になっているような体系があるが、あれはひょっとしてこういうことなのかと思った。