小熊英二インタビュー(※やや加筆)

 おそらく『1968』(新曜社)出版後初めてであろう、小熊英二へのインタビュー記事が出た。

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200908250136.html

 面白かった。とりわけ、今度の本を若い人たちが歓迎したというくだりが興味深い。

 記事そのものについて言えば、紙幅の関係からか「1970年パラダイム」の話が出てこず、おそらくそれゆえに、あの時代の叛乱の行きついた先が連合赤軍という、著者の位置づけと必ずしも一致しないものになっているのが気になった。しかし全体としてはかなりよくまとまっている。

 なおリンク先には早めに行って保存しておいたほうが良いと思う。一定期間後に消える可能性があるからだ。