2008-08-04 ソルジェニーツィンの死 ニュース 惜しい人を亡くしたものである。代表作の『収容所群島』は、翻訳もまだ出ている。何よりである。 これは資本制に疑問を持つ人にこそ読まれるべき書物である。その一節には、「弁証法的唯物論によれば、この地区からは××名の反革命分子がいるはずであるから摘発せよ」などといった命令書が引用されていた。何なんだそれは。ソルジェニーツィンはどういう人なのだろうとずっと思っていた。教育テレビの番組で観たソルジェニーツィンはロシアの森の隠者という感じだった。なんか納得がいったのを覚えている。