ルース・ベネディクトの影響
私はダグラス・ラミス氏の『内なる外国―「菊と刀」再考』(時事通信社)を読んだ。
→内なる外国―『菊と刀』再考 (1981年)
この本は主にルース・ベネディクトの著作『菊と刀』をめぐるエッセイである。
- 作者: ルース・ベネディクト,長谷川松治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/11
- メディア: 文庫
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著者は次のような意味のことを言っている:
『菊と刀』には傾倒したが、それによって見えなくなった事柄も多かった。具体的には、たとえば明治政府による伝統の捏造である。
私は、大部分の日本人論は今なおベネディクトの影響下にあると思う。