読書

毛利透「個人における国家の位置」(駒井洋編『社会知のフロンティア』新曜社、所収)を読んだ。
傍目八目ではないが、法学畑の人だからこそ、(パーソンズを承けた)ルーマンの汎社会システム論とハーバーマスの関係という、かなりめんどうな議論のある問題について、独自の問題意識に基づいた簡要な位置づけができうる側面があると思った。