これはネタですか?

最近、丸山眞男集を読みなおしている。
丸山眞男集〈第2巻〉一九四一−一九四四
で、宮台真司の「お仕事で書いた文章」とやらを読んでみた。

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=368

戦前は西欧近代克服を主題とした丸山眞男は、戦後反転して戦争突入に市民性の未熟を見出す(戦後啓蒙)。それが安保闘争の市民的高揚で反転して「市民性の成熟」を見出す(在家仏教主義)。その後反転してブントの国会突入や大学闘争を批判(心情倫理)、その後一貫して市民性の未熟を主張する(吉本隆明との対立)。

この辺りの記述は雑駁に過ぎる。ツッコミどころ多すぎである。

一瞥しただけでも、

「戦前は」という所は「兵役前は」が正しい。「戦後」という所は「戦争の経験を経て」が正しい。「安保闘争の市民的高揚」と「ブントの国会突入」はパラレルな出来事であって、「その後反転」という記述はおかしい

ことがわかる。メチャクチャである。

宮台真司さん、それよりあなたの反転はどうなんですか。職場が慎太郎大学になったから反転ですか?