2019-05-06 連休の読書―オーウェル『1984年』 書評 連休の読書―オーウェル『1984年』 ジョージ・オーウェル『1984年』(早川文庫)を久しぶりに新訳で読んだ。 新訳だと、イギリス的な刺すようなユーモア(例えば、「大きな栗の木の下で」の替え歌のくだり!)が明確になっている。 それにしても、主人公ウィンストンの親が国家に粛清されたらしく、しかもそのことを覚えていないというくだりはやばい。全体主義―絞り込んでいえば共産主義―のやばさをみんなもっと知るべきだと思います。