さいきん気になること
さいきん読者をなめたタイトルの本が気になりませんか?
私は気になります。
私は、そうしたタイトルの本から感銘を受けたためしは一度もありません。
そもそも、手に取ろうという気持ちが起きません。
本を書こうという人は「お客様は神様です」というくらいの姿勢が必要だと思います。
このように言いますと、「読者を挑発してこそ良い書き手なのだ。」との反論もありうるかもしれません。
しかしながら、それは本の中味、趣旨においてそうすればよいのです。そしてそれは、読者に敬意を払うこととなんら矛盾するものではありません。
もっとも、加藤秀一さんの証言によれば、本のタイトルを決めるにあたっては、版元の意向がかなりものをいうようですから、あまり著者ばかりを責めるのも酷かもしれません。版元にもじっくり考えていただきたいものです。
当エントリは、私の日記の方針からはやや外れることになりますが、やはりここで一言言っておきたいと思い、敢えて立てさせていただきました。