2015-02-09から1日間の記事一覧

市野川容孝『ヒューマニティーズ社会学』(岩波書店、2012年)の書評

一言で言えば本書は、タイムマシンに乗って、大学二回生だった自分に差し出してあげたい本である。 その頃、社会学の目的とは何かとある先生に聞きに行ったことがある。すると彼は、 「マルクスはですね、人はみな平等であるべきなどとは一言も言っていない…