2011-12-04から1日間の記事一覧

堀田善衛『インドで考えたこと』(岩波新書、1957年)

堀田善衛『インドで考えたこと』(岩波新書、1957年)は興味深い本である。インドの風土―焼けつくような昼の暑さと震えるような夜の寒さ―が伝わってくる。 アジア・アフリカ作家会議の一員としてインドに行った著者は、多数の人々の貧しさを見聞きした。イギ…